Rauru Blog の「性風俗産業が無くなったら何が起きるか」は、ここが日本最強のブログだった今年のはじめ頃を思い出させる良エントリだが、これに通じる話を以前読んだことあったような、と記憶を辿り、それが金塚貞文の『オナニスト宣言』であることに思い当たった。
- 作者: 金塚貞文
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 1992/07
- メディア: 単行本
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といってもワタシはこの本自体は読んだことがない。ワタシが覚えていたのは、今読んでも楽しい山形浩生の書評である。
Rauru Blog のエントリに『オナニスト宣言』を短絡的につなげれば、性風俗産業が失われる→オナニー→文明世界の終焉、というすごい三段論法(?)になってしまうのだが、それは適当でないにしても、性欲が実は本能でもなんでもなく、「かきたてる」面が大きいというのは言えるだろう。そして Rauru Blog のエントリで説かれる「男性の自信」の話は、金塚貞文の議論をうまく補うものではないか(著作を実際に読んだこともないのに!)。