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デヴィッド・ワインバーガーの新プロジェクト「大きすぎて分からん」

調べものをしていて、『ブログ誕生 ―総表現社会を切り拓いてきた人々とメディア』にも何度か名前が登場する重鎮デヴィッド・ワインバーガーの新刊のページが Amazon にできているのを知る。

Too Big to Know: Rethinking Knowledge Now That the Facts Aren’t the Facts, Experts Are Everywhere, and the Smartest Person in the Room Is the Room

Too Big to Know: Rethinking Knowledge Now That the Facts Aren’t the Facts, Experts Are Everywhere, and the Smartest Person in the Room Is the Room

おいおい、発売日が2011年10月31日って来年秋やんけ! と何かの間違いかと思っでさらに調べたら、確かに Too Big to Know という公式サイトができている。

screenshot

デヴィッド・ワインバーガーの本としては Everything is Miscellaneous日本語訳)以来の新刊ということになるが、タイトルの「大きすぎて分からん」とは何のことなのか。

Too Big to Know is about what happens to knowledge and expertise now that we are faced with the fact that there is way way way more to know than can be known by any individual. Its hypothesis is that knowledge and expertise are becoming networks, and are taking on the properties of networks.

http://www.toobigtoknow.com/about-2/

もはや個人の手には余りまくるほどでかくなったものを扱っているわけで、一言で言えば「データ」ということになるか。

それは例えばクラウドの向こう側に蓄積されたデータであったり、Wikileaks によって暴露された情報であったり、オープンガバメント関係で公開された生データだったりするのだろうが、それをどう扱うか、その知識や技術がネットワークになるという見立てなのかなと推測する。

前作は「すべてがばらばらになる」だったが、その後の秩序がどうなるかというのも含むのではないか。勝手に推測を並べたが、来年秋が楽しみである。

インターネットはいかに知の秩序を変えるか? - デジタルの無秩序がもつ力

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