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ルー・リードが70歳を迎え、屈指の名盤『The Blue Mask』がリリース30周年を迎える

昨年のメタリカとの共演作について「ルー・リードはネットでの批判に傷ついている」と伝えられ、苦笑いしてしまった。

彼の熱狂的なファンとしてワタシはその『Lulu』のことを擁護すべきなのだろうが、正直そういう気になれない。『Lulu』は悪い作品ではない。しかし、彼のファンであるワタシもおよそ10年間続いている変則的な作品形態にいい加減うんざりしているからだ(ただ単なる批判にとどまらず、メタリカのファンから脅迫めいたものもあったようで、それはひどい話だと思う)。

そんな折、Rolling Stone のサイトに彼の名盤『The Blue Mask』がリリースされて30年が経つことを祝う文章が見かけた。またこの記事で知ったのだが、ルー・リードは明日3月2日に70歳の誕生日を迎えるのね。古希である。

『The Blue Mask』については昔はてなダイアリーが選ぶ名盤百選企画(!)で取り上げたことがあるが、本当に素晴らしいアルバムである。

1980年代に入り、ジョン・レノンが期せずして一抜けした後、ポール・マッカートニーボブ・ディランポール・サイモンといった彼と同年代のロックスターは軒並み作品が低調になっていく。そんな中、アラフォー(当時そんな言葉はなかったが)でも生々しく優美で緊張感に満ちた大人のロックをやれることをいち早く示したアルバムなのだと今にして思う。

ルー自身はこのアルバムの成功の鍵としてセカンドギタリストとしてのロバート・クインの存在を挙げており、ワタシはその彼についても「イカれた保険外交員の青春」という文章を書いていてとても良い文章なので(自分で言うか!)読んでもらえると嬉しい。

Blue Mask

Blue Mask

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