先週惜しくも亡くなった高名な映画評論家ロジャー・イーバート(Wikipedia 日本語版にならってこの表記に統一する)の公式サイト RogerEbert.com が(再び)立ち上がっている。
彼が癌と闘っていたことは当然知っていた。というかここでも彼が失った「声を取り戻した」話を取り上げていて、その病状が大変シリアスなのは承知していたはずだが、映画評をまったく変わらぬペースで公開し続け、しかも近年は Twitter も熱心にやっていたので、正直まだまだ大丈夫と思い込んでいた。
彼の文章はシカゴ・サンタイムズのサイトでもすべて読めるが(多分)、新聞はこれからどうなるか分からないので、こうして公式的なサイトが立ち上がったのはよいことだと思う。彼の映画評に常に同意するわけではなかったが、彼はこの分野においてワタシにとって規範であった。
このニュースを知ったのは何故か Hacker News なのだが、一番上に Derek Sivers の彼らしいコメントが載っていてニヤリとしてしまった。
実は昨年彼のある(映画についてではない)文章を読んでとても感銘を受け、この題材で一本文章を書こうと決めていた。これは彼が生きている間に書かなければと思いながらこんなことになってしまった。まだ時間がかかるだろうが絶対書く、という宣言をするためにこのエントリを書いた次第である。