榎本幹朗氏の『未来は音楽が連れてくる』という特別連載企画のことはこれまで多分知らなかったのだが、これはすごく面白かった。
上でリンクした文章は当初、(上)、(中)となっていたので(下)が出てから紹介しようとずっと待っていたのだが、その構想は放棄されたようだ(笑)。
要は音楽テレビチャンネル MTV 草創期の話だが、当時の音楽業界の問題、国による状況の違い、そしてそれを当時の MTV がどのように切り込んでいったか詳しく書かれている。そしてその話は単なる昔話でなく、現在苦境に立つ日本の音楽業界への示唆も多く含んでいるとても現在的な文章である。
これを読んでいて、一つ自分が以前間違ったことを書いていたことに気付いた。上記連載でも参考図書に挙げられている『I Want My MTV』を紹介したとき、この書名は「Dire Straits の "Money for Nothing" の歌詞からきている(はずだ)」と書いたが、ミック・ジャガーも CM 出演した MTV による1982年のキャンペーンの名前だったのね。謹んで訂正させていただきます。
ピート・タウンゼンドが若い!
I Want My MTV: The Uncensored Story of the Music Video Revolution
- 作者: Craig Marks,Rob Tannenbaum
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I Want My MTV: The Uncensored Story of the Music Video Revolution (English Edition)
- 作者: Rob Tannenbaum,Craig Marks
- 出版社/メーカー: Plume
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