Rhino Records という往年の洋楽好きなら大抵お世話になっているレコードレーベルがある。
元々は Harold Bronson と Richard Foos の二人が始めたレコード屋で、70年代はノベルティーレコードを手がけるヘンなレーベルだったが、ワタシなどがお世話になるのはコンピレーションの再発専門になってから。ライノが出すコンピレーションはブックレットなどがとても充実していて、とにかく音楽を好きな人がやってる会社なんだなというのがひしひしと伝わり、それがレーベルの信頼感につながるのだが、詳しくは萩原健太と宮治淳一の以下の対談企画を見てくだされ。
- 輸入盤横丁 > 『僕らの大好きなRHINO』―第1回「RHINOとは?」― | Warner Music Life
- 輸入盤横丁 > 『僕らの大好きなRHINO』―第2回 RHINOのここが凄い ― | Warner Music Life
- 輸入盤横丁 > 『僕らの大好きなRHINO』―第3回 ディープかつ遊び心あふれるRHINOワールド ― | Warner Music Life
- 輸入盤横丁 > 『僕らの大好きなRHINO』―第4回(最終回)全世界の音楽マニアが憧れるRHINO ― | Warner Music Life
Boing Boing で知ったのだが、創業者の片方の Harold Bronson が書いた「ライノ・レコード物語」本が出てたのね。
The Rhino Records Story: Revenge of the Music Nerds
- 作者: Harold Bronson
- 出版社/メーカー: Select Books Inc
- 発売日: 2013/10/22
- メディア: ハードカバー
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The Rhino Records Story: Revenge of the Music Nerds (English Edition)
- 作者: Harold Bronson
- 出版社/メーカー: SelectBooks
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: Kindle版
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「音楽オタクたちの逆襲(Revenge of the Music Nerds)」という副題も彼らにぴったりで、タートルズ、ナック(!)、モンキーズへの彼らの愛情も十分に語られているらしい。創業者二人は、買収された先のワーナーに対する不満がたまり2003年に会社を離れてしまうので、おそらくはそこまでの話なのだろう。
これ邦訳が読みたいのだが、誰か訳してくれんかな。さすがに「ライノ・レコード物語」では邦訳が難しいか。時間を見つけて原書を読むしかないかも……。