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プレスリーVSミイラ男

プレスリーVSミイラ男 [DVD]

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本作の予告編を映画館で観た覚えがある。ワタシがこよなく愛する異色ホラー『ファンタズム』のドン・コスカレリが監督、そしてかのブルース・キャンベルが主演というのにおおっとなったが、『プレスリーVSミイラ男』というタイトルに脱力しながら笑ってしまい、これは観ることはないなと思ったものである。

ところが藤野可織さん(id:myopie)から Twitter で本作を勧められ、観ることになった。タイトルからたちのぼるB級感覚は予想通りで、主人公が実は生きており、現在では片田舎の老人ホームで余生を過ごすエルヴィス・プレスリーで、彼の相棒がジョン・F・ケネディ(が自分だと思い込んでいる黒人)という時点でそうなるのだが、しかし、ただギャップを笑うだけでなく、人間にとっての誇りの意味という普遍的なテーマをトリッキーに描いた良い映画だったぞ。

しかし、ドン・コスカレリが監督ということで、大ボス(ミイラ男)の前座として飛行する小物を使うホラー要素の見せ方が『ファンタズム』そのまんまで笑ってしまった。そういえば本作には『ファンタズム』のレジーも出てるが、シリーズ完結編 Phantasm: Ravager が完成したらしい。ただドン・コスカレリは製作と脚本で監督ではないらしい。しかし、80代半ばの老人にトールマンやらせるってもはや老人虐待やで!(笑)

あとこれは以前にも書いたことだが、ブルース・キャンベルって本当に国宝ものの存在だよなぁ、と本作を観て改めて思ったことよ。

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