コリィ・ドクトロウが、現在ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの教授であるマリアナ・マッツカート(Mariana Mazzucato)の Rethinking Capitalism と題した講義を、現在はオンライン公開もされている『ファインマン物理学』の元となった、リチャード・ファインマンがカルテックで行った講義の経済学版だと激賞している。
ワタシは経済学については未だダメダメなので、それについてどうこう言えないのだけど、「資本主義再考」というコンセプトがいまどきなのは間違いないでしょうな。
企業家としての国家 -イノベーション力で官は民に劣るという神話-
- 作者: マリアナ・マッツカート,大村昭人
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マリアナ・マッツカートについては、その主著の邦訳が出ていて、そんなの読んでいられないという人には、その要約版といえる TED 講演をお勧めします。
彼女が本当に経済学版「ファインマン物理学」といえるものをものにしたのなら、昨年出た彼女の新刊の邦訳も期待されるわけですな。
The Value of Everything: Making and Taking in the Global Economy
- 作者: Mariana Mazzucato
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The Value of Everything: Making and Taking in the Global Economy (English Edition)
- 作者: Mariana Mazzucato
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