土曜日に Ethereum Foundation の人間が逮捕されたというニュースを知り、なんかやたらと北朝鮮に接触していたという話で、物好きもいるもんだと思っただけだったが、この手の話はこの記事の執筆者でもある星暁雄さんのツイッターを追うのが良い。
それより今回逮捕された Virgil Griffith って、WikiScanner の作者だったんだな!
ワタシがこの WikiScanner のことを連載で紹介したのが2007年9月なのだから、12年以上前(!)になる。Virgil Griffith は、これで気鋭のハッカーとして一躍有名になったわけだが、まさか FBI に逮捕されるとは。
続報が出ているが、逮捕の経緯について現時点では分かってないことも多いから決めつけはいけない。星暁雄さんの記事にもあるように、アメリカ政府は暗号技術を広める活動に厳しい態度を取ってきた歴史があることを忘れてはいけなくて、その発表だけを一面的にうのみにするのは危険である。
本文執筆時点で Ethereum Foundation Blog に本件についての情報はない。『マスタリング・イーサリアム』邦訳の刊行について少し前に書いたばかりだが、イーサリアムの名前にヘンなイメージがつかないとよいのだが。
マスタリング・イーサリアム ―スマートコントラクトとDAppの構築
- 作者: Andreas M. Antonopoulos,Gavin Wood,宇野雅晴,鳩貝淳一郎,中城元臣,落合渉悟,落合庸介,小林泰男,土屋春樹,祢津誠晃,平山翔,三津澤サルバドール将司,山口和輝
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2019/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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