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ウィリアム・S・バロウズのテレビ初出演は1981年の「サタデー・ナイト・ライブ」だった

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昨年9月に第50シーズンが始まり、今年放送開始50周年を迎える「サタデー・ナイト・ライブ」だが、先日 SNL50: The Anniversary Special が放送され、復活ニルヴァーナをはじめとする豪華音楽ゲストも話題となった。

さて、それにちなんでこの名番組の過去の放送もいろいろ記事になっているが、ウィリアム・S・バロウズの初めてのテレビ初出演もこの番組だったとは知らなかったな。

これが1981年で、今からすればまだ番組初期で、まだ流動性があったから実現した出演で、『ノヴァ急報』(asin:4893422170)と『裸のランチ』(asin:4309462316)の朗読は今からすればかなり異質である。実際、本来は6分間の出演を予定が、「3分以内にしろ!」と指示が入ったそうな。でも、ここからサブカル界のアイコンとしてのバロウズ爺の晩年につながるのである。

そういえば、「サタデー・ナイト・ライブ」といえば、これの初回放送までの90分を描くジェイソン・ライトマンの新作映画を昨年夏に取り上げているが、『サタデー・ナイト/NYからライブ!』として、劇場公開……はされず、来月はじめにはデジタル配信が開始されるとな。うーん、映画館で観たかったな。

さて、ウィリアム・バロウズに話を戻すと、バロウズといえば、彼の原作をルカ・グァダニーノ監督、ダニエル・クレイグ主演で映画化した『Queer/クィア』が5月には日本でも公開されるようなのだが、まだ公式情報がないな。

バロウズの原作には、山形浩生柳下毅一郎さんによる邦訳が80年代末に出ているが、当然ながら絶版である。映画の日本公開にあわせ、こちらの復刊などは期待できないだろうか。

[2025年3月22日追記]:『クィア』として4月8日に河出文庫より刊行されるとのこと。

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