40回目に達した『デジタル音楽の行方』への反応紹介だが、今回はほぅニュースより。
月並みなまとめ方にはなりますが、インターネット等の技術を介して、音楽の流通や利用形態が、有形から無形、固定から移動(携帯)、間接から直接へとシフトしており、それに対応することの必要性・重要性が強く主張されているように感じられました。
そしてその先にあるのがこの本で語られる「水のような音楽」モデルなわけだが、TechCrunch に公開された「Amie Streetの新楽曲販売モデルは最高だ」を読んでもその方向に進んでいる現実を感じる。
最近の音楽業界では、大手レーベルがDRMフリーの音楽販売に向け順調に進んでいることを示唆するニュースが続いている。この前進/進化は避けられないものだし、その後はゼロに近いところまで価格が下がり、いずれはサービスもレベル(簡単&高速なダウンロード、ミュージックビデオやアルバムのアートワークを込みにする、など)に応じ販売するようなかたちに収まるが、それ以外は特筆すべきことは起こらない、というのが私の考えだ。
その避けられない前進にすら目を背ける日本の音楽産業は……といった話はもうしたくないんだけど……