すいません、またタイトルで煽ってしまいました。
New York Times(直に読めなくなります)における第一報は何となくスルーしていた Freebase だが、WikiAngela のエントリを読んで少し事情が分かってきた。
Freebase はセマンティックウェブ技術のスタートアップである Metaweb によるもので、これを手がけている Danny Hillis は Wikimedia 財団の理事でもあるんだね。
これに対する反応としては Tim O'Reilly が詳細な解説をするとともに期待を寄せており、TechCrunch も Google Base と比較した上で「クールなアイディア」と評している。
一方で Dave Winer はまたこの手のハイプかよってな具合でこの両名を皮肉っている。
一方、Nicholas Carr 先生は Web 3.0 という言葉を持ち出している。Web 2.0 の次に来るのはセマンティックウェブで、それが Web 3.0 になるという一部の見方についてワタシは懐疑的なのだが、Freebase がうまく回ればセマンティックウェブの普及に一役買うのかな。
あとユーザによるコンテンツは Creative Commons 表示ライセンス(参考:ライセンス・マーク名称の変更について)になるというのは応援したくなるが(NYT 記事の写真にも CC のTシャツを着て写っているね)、Google も黙ってはいないのだろうな。しかし、ワタシの周りで Google Base 自体さほど盛り上がっていないので Freebase にしても今ひとつピンとこないところがあるというのも正直なところだ。
