鈴木芳樹さんと同じく、ワタシも最近 Napster Japan の Basic コースを利用し始めたクチである。
感想としては、これも鈴木さんと同じくすごいの一言。ワタシの場合、ワタシの音楽ライブラリーを牛歩の歩みで移しつつある iPod しか今のところ携帯音楽プレーヤーとしては考えられないので、Napster のほうはこれまで聴こうと思いながら何となく聴きそびれていたアルバムを集中的に聴く用途に使っている。
ワタシもかなりの枚数の CD を買ってきたが、それでも聴いてないアルバムなど新旧を問わずいくらでもあるわけで、そうしたアルバムを思い出したらすぐ検索して、結構な割合でヒットするのでそのまま合法的に好きなだけ聴けて月1280円なら十分元を取れている。使っていると気になる点がボチボチ見えてくるが、音質など基本のところでは不満はない。
ナップスタージャパンが掲げる「水道の蛇口のように音楽を」というスローガンは、『デジタル音楽の行方』で説かれる「水のような音楽」そのものとはまだ言えないが、それでもそちらに近づいたサービスを享受できる幸福を堪能させてもらっている。
ただ万人にお勧めできるかというとそれはなく、ワタシの場合いわゆる洋楽リスナー、しかもカバーするジャンルが新旧広く、そしてパソコンの前に張り付いている時間が長い、つまり引き篭もった生活スタイルを採っているから割りに合うわけで、例えば仕事の変化などによる生活スタイルの変化によってその感覚も容易に変わってしまうことも予測されるのだが。