iPhone アプリケーションへの管理をますます強める最近の Apple を指して、これではかつての Mac 対 Windows の戦いで負けたのと同じく iPhone はよりオープンなプラットフォームである Android に敗れるのではないかという見方がある。
Mark Sigal の文章はこの見方に異を唱えるもので、彼が挙げる根拠となる iPhone の優位性は以下の5つ。
- 小売流通:コンピュータ小売店に頼らざるをえなかった昔と違い、Apple ストアがある
- 価格差:PC より Mac が高かった頃と違い、Apple 製品は比較的安価になった
- 開発者のエコシステム:Google のアプリプラットフォームは iPhone と比べ未熟
- 消費者の技術選択:大企業の選択が重要だった昔と違い、今はブレイクスルーは消費者の選択から始まる
- マイクロソフト的な回復力:どんな分野でもバージョン3.0の頃には地歩を確保していたマイクロソフトに Apple も近くなってきた
これには異論がいろいろ出るだろうな。最近の Apple の専横は「開発者のエコシステム」を壊すという声もあるわけで。