ブライアン・イーノというと、今ではアンビエントの始祖、あるいは U2 やコールド・プレイのプロデューサーという認知なのかもしれないが、オールドファンが最も愛するロキシー・ミュージック〜ソロという彼の70年代黄金期を回顧するドキュメンタリーがリリースされている。
副題は言うまでもなくデヴィッド・ボウイが主演したニコラス・ローグの映画(asin:B004773B76)に由来するが、(ハゲになった後しか知らない人には信じられないだろうが)当時のイーノもそうしたユニセックスで異星人めいた雰囲気があったのだ。
何より彼がボーカルを取る初期の4枚のソロ作がワタシは大好きで、どれも名作なのだけど1枚だけ挙げろと言われたら『Here Come the Warm Jets』になるだろう。
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彼の声には独特の光沢があり、近年でもデヴィッド・バーンとのコラボ作『Everything That Happens Will Happen Today』における、あの威厳のあるバッキングボーカルを聴いて感激したものだ。
ところでイーノ先生というと、詩人のリック・ホランドを迎えた新作を7月にリリースとのこと。彼のサイトで既に1曲聴けるが、昨年のアルバムからそう時間も経たず、またコールド・プレイの新作のプロデュースもしてるはずなのに新譜とは、表現欲求が旺盛でなによりである。