2011年の調査によると、Wikipedia の編集者で女性は9%しかおらず、以前よりジェンダーギャップはマシになっているとはいえ、まだまだボーイズクラブよね、という話題を先週開催された Wikimania 2012 in Washington, D.C. で Wikipedia 創始者ジミー・ウェールズが論じたそうな。
この問題は昔から言われており、例えば同じアメリカの人気ドラマでも『ザ・ソプラノズ』のページのほうが『セックス・アンド・ザ・シティ』のそれより遥かに充実しているとか。今回引き合いに出されたのは、ウィリアム王子と結婚したケイト・ミドルトンのウェディングドレスのページで、このページが作られると、百科事典には相応しくないと削除予定ページにまわされ、100以上の Linux ディストリビューションについて記事があるのに何でこれはいかんのや、などこのページを残すべきか激論が起きたそうだ。
Wikimedia 財団もこのジェンダーギャップ問題については自覚的に取り組んでいるが、まだまだ改善の余地があるのは間違いない。
しかし、Wikimania の開催自体この記事見るまで知らなかった。すっかりこの界隈の話題に疎くなってしまった。先週は Wikipedia の見た目の醜さを論じた記事も話題になっていたが、やはりこれも Wikimania 経由か。