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音楽性もキャラクターも曲げずに80年代にメガヒットをとばしたZZトップに処世術を学ぶ

少し前に久しぶりに ZZ Top を聴く機会があり、今では名前を聞くことも少なくなったバンドだが、懐かしくなって調べたら代表作が安くで売られていたので早速「Amazon980円劇場」として紹介させてもらう。

Fandango

Fandango

70年代の代表作といえばこれだろうか。A面がライブ、B面がスタジオ録音という変則的なアルバムだが、両方の良さがよく分かる。

南部ロックのバンドというとオールマンなど大人数のイメージがあるが、彼らの場合3人という最小構成が不動で、バンドサウンドに無駄がなくタイトである。

ELIMINATOR

ELIMINATOR

70年代に隆盛を誇った南部ロックも80年代に入ると軒並み勢いを失い、オールマンなどもいい加減テンガロンハットをとってディスコをやれとレコード会社に言い渡されたという冗談のような話があるが、ZZ Top の場合、ビリー・ギボンズがテクノロジー好きだったため、自然とシンセやシーケンサーを導入した1983年発表の本作がまさかの1000万枚以上を売るメガヒットになった(品切れで申し訳なし)。

Afterburner

Afterburner

ワタシはこの1985年の、とてもZZトップらしくないジャケットのこのアルバムが一番好きなのだが、前作よりもシンセの導入が一層進んでおり、今聴くとそれが嫌な人もいるかもしれない。前作には劣るがそれでも大ヒットとなった。

彼らが偉いのは、ブギーロックとしての本質を曲げることなく、率先してテクノロジーに順応してバンドの音をチューンアップしたところ。そして、テンガロンハットをとるのでなく、逆に長いあごひげ+サングラス+ハットの組み合わせでバンドのビジュアルイメージをこれまた無理なく固定化して MTV 時代にも対応したところ。

彼らと同じくルーツミュージックに造詣が深く、80年代にブレイクしたヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが、叩き上げのライブでバンドサウンドをコマーシャルに磨き上げていったのとはまた違ったバンド処世術に敬服させられる。

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