キャロライン・クリアド=ペレス(Caroline Criado Perez)の『Invisible Women』のことは「Five Booksで2019年最高の本をジャンル別に探す(もしくはカタパルトスープレックス賛)」で取り上げているが、『存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』として邦訳が出たのを知った。
存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く
- 作者:キャロライン・クリアド=ペレス
- 発売日: 2020/11/27
- メディア: 単行本
ブレイディみかこさんが推薦文を寄せているが、男女格差のファクトに迫るこの本は、2020年の日本にも確実に求められているものでしょう。原著者のサイト情報によると、日本語版は15言語目の翻訳になるのかな。
「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2020年版)」で取り上げた本では、これが4冊目の邦訳刊行になりますか。
さて、邦訳が出たばかりだけど、彼女の新刊 Do It Like a Woman: ... and Change the World はもうすぐ、2021年のはじめに出る。
Do It Like a Woman: ... and Change the World
- 作者:Criado-Perez, Caroline
- 発売日: 2021/01/07
- メディア: ペーパーバック
このタイトルは Do It like a Dude のもじりかしら。力強く道を切り開く女性たちを取り上げる本で、「どこにでもいる女性たちのための、輝かしく、必然的なマニフェスト」とのこと。
[2020年12月3日追記]:これは恥ずかしい。『存在しない女たち』訳者あとがきを読んで気づいたのだが、『Do It Like a Woman』は新刊ではなく、2015年に発表された著者の最初の本だった。申し訳ありませんでした。