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放送開始20周年を迎えたドラマ『LOST』を回顧する本が出ている

boingboing.net

そうなんだね、ドラマ『LOST』の最初のエピソードが放送されたのが2004年9月22日、つまり今から20年前なんですね。20周年に合わせてだろうが、LOST: Back to the Island というこのドラマを包括的に回顧する本が出ている。

AV Club にこの本の第一章から抜粋されているが、本当に『LOST』の最初のエピソード(パイロット)は衝撃的だったんだよね。

ワタシにとっても『LOST』はとても大きな存在であり、というかアメリカのドラマで全エピソードは初めて完走したのが『LOST』だった。余談だが、ワタシはこのドラマのおかげでロト6の2等を当て(!)、そのあぶく銭で軍艦島に行った思い出もある。

以前、Netflix に『LOST』が入っているのに気づき、ノスタルジーで再見したのだが、シーズン2の途中で Netflix での配信が終了しちゃって残念に思ったものである。

で、少し前にまた『LOST』が Netflix に入ったのだが、ワタシがどこまで観てたかちゃんと記録されており、続きから観れてワタシの中での Netflix の株が少しあがった。

episodes.ghost.io

著者二人が改めて『LOST』について語っているのだが、そこでも真っ先にエミリー・セント・ジェームズが触れているが、今『LOST』を再見して驚くのは、1シーズン20数回というボリュームである。

その後でノエル・マーレイが指摘している、現在の Netflix などに代表される現代ドラマと『LOST』の違いは重要である。

今となっては、ドラマの1シーズンが10回程度に収まってほしいし、40分台から60分台までそのエピソードでしかるべき長さにする柔軟性がある Netflix ドラマのほうに利を感じる。

しかし、『LOST』の時代の(CM の時間を含め)1時間のエピソードが1シーズン20回以上というフォーマットだからこそのストーリーテリングの押し引きがあったのもまた確かなのである。特にコマーシャルの存在は大きくて、その前に持ってこられる小さめのクリフハンガーがあったし、エピソードごとの完結性も『LOST』の時代のほうが現在よりも大きかった。

Boing Boingのエントリでニッキーとパウロに言及していて笑ってしまったが、エピソード単体で大失敗しても、それは完結しており、次のエピソードには影響しない。

まぁ、『LOST』に関しては、最終シーズンになっても風呂敷をたたむどころかさらに広げるに至って、J・J・エイブラムスという人への信頼感をかなり損ねたのけど、それでも最初のエピソードの始まりと完全に対になるエンディングを観たときは感無量だったな。

とりあえず、Netflix で『LOST』を第3シーズンまでは再見しようかな。

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