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ジョニー・キャッシュの伝記映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』

Hotwire News(12月8日)でジョニー・キャッシュの伝記映画の話を知り、ちょっと調べてみたところ、Audio-Visual Trivia for Movie & Music のエントリが映画、並びにキャッシュについてとても詳しくて参考になった。

既に日本におけるオフィシャルサイトもできている。

キャッシュを演じるのは彼自身が指名したというホアキン・フェニックスだし、リース・ウィザースプーンはNY批評家協会賞の女優賞を既に受賞しており、二人ともゴールデン・グローブ賞にノミネートされているということは期待できそうである。

この二人のラブストーリーが映画の中心なようだが、やはりここでも思い出すのは "Hurt" のビデオである。このビデオはキャッシュの自宅で撮影され、奥さんも登場する。監督のマーク・ロマネックも語る通り、彼女のとても深く美しい表情は印象的で、個人的には「守護天使」という言葉を想起したほどで、彼女が画面に入る瞬間はっとさせられる。

晩年のキャッシュは自身の不遇に強い不満を持っていたようだが、それを率直に描いた "Hurt" のビデオ、そしてそれを含む遺作にして傑作の『American IV: The Man Comes Around』(asin:B00008IAMD)の成功により、主に死後とはいえいくらかそれを払拭できたのは良かったと思う。キャッシュが妻を追うように死んだというのも通常であれば悲しい話であるが、"Hurt" のビデオを観ているとそれが何かしらの救いにすら思える。

しつこく書くが、"Hurt" のビデオは本当に素晴らしい。レコード会社のサイトで公開されているので、まだ観ていない方は是非観てください。

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