Wikipedia の創始者ジミー・ウェールズが TEDx カンファレンスで自分の失敗について講演したとのこと。
まず彼は、シカゴでフィナンシャルトレーダだった頃、ダウンタウンで昼飯を食う人たちとレストランを結びつけるインターネットサービスを立ち上げようとするが失敗する。「レストランのオーナーは私を火星人みたいな目で見てたね」とのこと。
その後彼は Three Apes という検索エンジンを立ち上げるが、中国のハッカーに乗っ取られて頓挫してしまう。
次に彼が手がけたのが Nupedia で、執筆者に2万5000ドル払って12の記事を書いてもらうも失敗に終わる。
その後、Nupedia を発展させた Wikipedia という "really dumb idea" を思いつき、それが大成功したのはご存知の通り。
しかし、その後また検索エンジンに手を出し失敗してしまった。現在でも失敗と無縁ではないのだ。そのウェールズが学んだ「失敗の法則」は以下の通り。
- 速く失敗しろ。プロジェクトが頓挫したら、素早くそれを畳め。
- 自分のエゴにプロジェクトを結び付けるな。それがつまづいたら、前に進めなくなるではないか。
- 本物の起業家は失敗するものだ。
- たくさん失敗しろ。しかし、その過程で楽しむこと。
- もし以上のことをうまく扱えれば、きっと成功する。
失敗を何度も繰り返せる社会は良いよね。ネタ元は Slashdot。