ハングオーバー消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

噂に違わぬよくできたコメディ映画だった。ワタシを含め、客席から笑いが絶えなかった。

ここでこうくるかという展開が続き、またマイク・タイソンとか警察署のスタンガン教習のスローモーションなど演出も随所に冴えをみせていた。

ただ個人的にはもっと緻密な脚本なのかと勝手に思い込んでいた。前述の通りストーリーにすごく勢いがあるので大方気にならないが、赤ん坊が酔っ払った男四人といきなり消えて、母親があんなに冷静にしていられるものだろうか？

あと本作の前提を考えるとこれを指摘するのは野暮なのだが、男性の性的放埓よりも女性のそれが咎められるように見えるところも気になった。

とはいえ、エンドロールまでまったく飽きさせないドトーの展開で、大変楽しいときを過ごさせてもらった。