達人出版会において『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』の正式版が公開。サポートページにも反映させてもらった。
ベータ版公開から正式版販売開始まで半年近くかかってしまった。これで「正式版待ち」と書いていた人たちも安心して買えますよ!
実は少し前に達人出版会の高橋さんらと飲む機会があったのだが、高橋さんが少し不思議そうに「yomoyomoさん、あの本 Amazon で売らないんですか?」と聞いてきて、あなたがそれ言うか! と思わず高橋さんの首を絞めそうになったものである。
ご存知ない方がいるかもしれないので書いておくと、達人出版会は電子書籍に関する独占的な権利を主張しないポリシーで、ワタシは『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて』を Amazon など他の販路に持っていくことは可能なのである……が、編集で散々お世話になった達人出版会の恩を仇で返すようなことをするわけないだろが!
正直に書くと、ここまでのこの本の売り上げは、著者として到底満足いくものではない。今や売れっ子のブレイディみかこさんが「ボーナストラックの長編エッセイに泣きました」と書き、芥川賞作家円城塔さんが「読んでおいた方がよい」と勧めてもそうなのは、ひとえに知名度をはじめとする著者の力不足が一番なのは分かっている。
しかし、このままでは高橋さんに迷惑をかけてしまう。達人出版会の命脈を保つためにも『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』をよろしくお願いします!
さて、正式版が出たことで、このブログの期間限定公開状態を無期限停止ステータスに戻してもよいのだが、めぼしい反応があればここで宣伝したいし、あと少し追加したいコンテンツがあるので、もう少しだけお付き合いいただく形になるだろう。