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企業サイトにおける忘れがたき個人のコラムやエッセイ

ネットワーカーとしてのワタシは「雑文書き、翻訳者」を肩書き(?)にしているが、自分の中で重きを置いているのは「雑文書き」のほうである。元々「プッと笑える雑文サイト」をやりたくてウェブサイトを立ち上げたのがすべての不幸の始まりだった。とにかく読ませる文章が好きなのだ。

今日は企業サイトの中で輝きを放っていた個人のコラムやエッセイを思い出すままに取り上げる。

「思索の副作用」はなぜ書籍化されなかったのだろう

これを書こうと思ったのは、少し前にふと思い出して Tech-On! の「思索の副作用」に久しぶりにアクセスしたからだ。

http://techon.nikkeibp.co.jp/column/shisaku/

最後に更新されて、実に二年経っていた。

「思索の副作用」は編集委員の仲森智博さんのコラムで、息の長い文章を楽しみにしていたものだ。

連載が止まっているのに2010年中に気づいていたが、そのときは何の根拠もなく、ああ、この連載がもうすぐ書籍化されるのだな! とむしろそれを楽しみにしていた。

調べてみると仲森智博さんは日経BP社から日経BPコンサルティングに移られているようで、もうさすがに書籍化は難しいだろう。本当に残念である。

ワタシが書籍化を楽しみにしていたのは、一つのコラムを10ページ前後に分割するやり方にヘキエキしていたせいで、一まとめで読みたかったのがある。今もあれを見るだけで反射的にイライラするくらいなのだ。

それなら AutoPagerize 入れろよと突っ込まれそうだが、Greasemonkey には頼らないという方針がありまして……

それはともかく、仲森さんの激さず平易で、しかも懐が広く思いもよらぬ鋭さを秘めた文章が懐かしい。しつこいが、ワタシは古い人間なので、一冊の本の形で手に取りたかった。せめて今からでも電子書籍化はどうだろう。

深夜のつぶやきにご本人から……

企業サイトに掲載されていた個人のエッセイで忘れがたいものに「aiaiときどきブログ」がある。

screenshot

これを書かれていたのは、プレジデントのプレジデントロイター編集部で副編集長を務められていた中嶋愛さんで、ワタシはこのブログ(?)が始まったときも、更新が途絶えたのに気づいたときも取り上げている。

要はこの方の文章が好きだったのですね。今回調べていて梅田望夫さんのエントリを読んで知ったのだが、中嶋さんは翻訳もされている。

仕事の裏切り なぜ、私たちは働くのか

仕事の裏切り なぜ、私たちは働くのか

徹底のリーダーシップ

徹底のリーダーシップ

「思索の副作用」再訪後、同じく2010年から連載が止まっている「aiaiときどきブログ」を思い出し、そもそも中嶋さんは今何をされているのだろうと思い、深夜になにげなくつぶやいた。

ワタシ自身はツイート(tweet)を「つぶやき」と訳すことに抵抗があるのだが、これはまぎもなく「つぶやき」だった。

するとご本人から Twitter でリプライをいただいた。現在は書籍の編集をされているそうで、最近手がけた本に以下のものがあるとのこと。

キュレーション 収集し、選別し、編集し、共有する技術

キュレーション 収集し、選別し、編集し、共有する技術

つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方

つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方

ワタシもネットユーザとしては紛れもなく年寄りに属する、すれっからしと言ってよいのだが、中嶋愛さんからのリプライには驚いたし、嬉しかった。

Take IT Easyの隔週化と一人の男の旅立ち

これは持ち回りコラムなので「個人」のコーナーではないが、毎週楽しみに読んでいたので取り上げさせてもらうが、三菱総研の研究員らによるTake IT Easy がずっと週刊だったのが、4月から隔週公開となるそうだ。

毎週楽しみにしてただけに残念だが、いくら持ちまわりとはいえ、それなりの期間書いていると苦しくなるものなのか。それとも例えば会社の方針など他の理由があるのか。

思えば、最新回「インターネットでつかまえて」を書かれている小関悠さんの存在を知ったのもこの連載でだった。

実は小関さんが Take IT Easy の筆を執る(という表現はおかしいか)のはこれが最後である。ご本人が Twitter に明かされていたので書いてもよいと思うが、まもなく IPO を果たすあそこに移籍されるからだ。

それを知ったときはワタシも大層驚いた。ワタシは端的に言って嫌いだが超ビッグサービスである。そこでしかできないご活躍を期待したいところである。

先読み「情報脳」の鍛え方 〜情報中毒社会サバイバルガイド〜

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