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FinTechサービスが日本にまだ無いわけではないが、難しいのは確かかも

「日本にまだ無い」というのは、記事を実際に読めば偽りありという気がするが、ありがたいまとめ記事なのは間違いない。

このエントリでも紹介されている P2P レンディング最大手 Lending Club がちょうど上場しており、この分野は注目すべきでしょうな。

FinTech サービスは10以上の分野に分類されているが、今年は仮想通貨、要は Bitcoin 周りが特に注目を集めた。その観点からいくと、以下の点が気になるのである。

仮に(自分が投資する)テクノロジー産業が金融サービス産業を変えようと思っても、既存の金融サービス企業の上では新しいサービスを作るというのはありえない。例えて言うなら、GoogleApple のプラットフォーム上でサービスを作ることで GoogleApple を打倒しようとするようなものだ。本当にインパクトを与え、大きなビジネスを生み出すには、既存の金融産業を完全に迂回して出し抜くサービスを作る必要がある。

2014年はビットコインの年になるか?(別にならんでいい) - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

Lending Club は既存の金融業界との繋がりもしっかり作ってきたようだが、FinTech サービスも分野によっては、この金玉を握られた状態で既存の金融産業と競争することになるものもあるのではないか(もしくはバイアウトしか未来がないとか)。またこの分野は法規制も堅いイメージがあり、そのあたり日本ではどうなのだろうとも思う。

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