こないだ新刊を取り上げたダグラス・ラシュコフの Team Human ポッドキャストに『何もしない』で多くの人を震撼させたジョニー・オデルが出ているのに気づいた。
彼女のことを調べたところ、来年春に新刊 Saving Time が出るのを知る。
『何もしない』はアテンションエコノミーへの反逆がテーマだったのだが、果たして新刊のテーマは何か?
それは「時は金なり」という現代に生きる我々の通念に対する異議申し立てである。この本のページから少しだけ訳してみる。
我々の多くが中に収まろうと自分を歪める企業の時計に支配された日常生活こそが、我々を破壊しているのだ。企業の時計は、人間のために作られたものではない。利益のために作られたのだ。
この本は、そうした利益を一義とする企業の時計(corporate clock)から人間らしさを取り戻すことを訴える本ということですね。この本でもバードウォッチングの話がありそうだぞ。
新刊のタイトルの Saving Time とは「時間を節約する」という意味ではなく、「時間を救う」ことであり、それにより時間が私たちを救うということみたい。
さて、来年中に邦訳が出ますでしょうか。