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第二次世界大戦後に書かれたクィア文学でもっとも影響力のある25冊

www.nytimes.com

ロクサーヌ・ゲイ、リサ・クロン、トーマス・ページ・マクビー、エドマンド・ホワイトといった現役の作家たちが、大戦後に書かれた英語文学というくくりでのクィア文学でもっとも影響力のある25冊を選出している。

小説だけでなく詩や戯曲からも選ばれており、せっかくなので邦訳リストを作ろうとしたのだが、調べてみるとほとんど邦訳出てないんだよな。

数少ない例外は、4位のジェイムズ・ボールドウィン『ジョヴァンニの部屋』(asin:4560044074)、9位のアラン・ホリングハースト『スイミングプール・ライブラリー』(asin:4152078499)、11位のトニー・クシュナーエンジェルス・イン・アメリカ』(asin:416315180X)、24位のジャネット・ウィンターソン『恋をする躰』(asin:4062063921)、そして25位のパトリシア・ハイスミス『キャロル』(asin:4309464165asin:B01AVU5F94)の5冊だけ。

あと23位のアドリエンヌ・リッチは、『アドリエンヌ・リッチ詩集』(asin:4783727449)が一部含んでいるかも。

しかも、近年映画化されたパトリシア・ハイスミスの『キャロル』をのぞき、邦訳は出ていても、もはや Amazon に新品がなかったりする。

ワタシにしても、このリストに入っている人で、わずかでも作品を読んだことがあるのはパトリシア・ハイスミスだけなんだよね。

逆に考えれば、このリストはこれから邦訳刊行を検討すべき本がいくつもあるとみることもできる。今世紀に出た本が10冊以上入っているし。

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