『ロスト・キング 500年越しの運命』で製作、脚本、助演を務め、BBC のドラマ『The Reckoning』で人気テレビ司会者にして「英国史上最も多くの罪を重ねた性犯罪者」とも言われ、日本におけるジャニー喜多川による性加害問題を論じる上で引き合いに出されるジミー・サヴィルを演じ、そして彼がプロデュースする新作映画はキャリー・マリガンが主演など活躍著しいスティーヴ・クーガンだが、来年の10月になんとスタンリー・キューブリックのブラックコメディの名作『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』を舞台化するという(公式サイト)。
脚本を手がけるのは、スティーヴ・クーガンの代表作『アラン・パートリッジ』シリーズを手がけた盟友アーマンド・イアヌッチで、そういえば『スターリンの葬送狂騒曲』も彼の作品だったな。
スタンリー・キューブリックの映画では、ピーター・セラーズがストレンジラヴ博士、マンドレイク大佐、そして米国大統領を演じたが、舞台版でもクーガンが「極めて対照的な役」を演じるとのこと。舞台ではストレンジラヴ博士と米国大統領を同時に演じるのは不可能なので、おそらくは少なくともストレンジラヴ博士とマンドレイク大佐、あと(映画でも当初セラーズが演ずる予定だった)コング少佐を演じるのかな。