今月末、オライリーから『micro:bitではじめるAI工作』が出る。
正直、この本の刊行には驚いた。なぜか?
ご存じの通り、昨年末にオライリー・ジャパンが Make イベント事業から撤退することが発表された。
『Make: Technology on Your Time』日本版からの流れもあり、どうしても Make 事業とオライリーが密接に結びついたイメージがあったので、このニュースには動揺した。
Maker Faire 事業はインプレスが承継することになり、その点では一安心ではあったが、一方でオライリー・ジャパンから刊行されてきた Make/Electronics/DIY 関連書籍はもう出なくなるだろう、と観念していた。実際、昨年7月の『Scratchではじめる機械学習 第2版』を最後に、このジャンルの本は出てなかったし。
まぁ、書籍出版には時間がかかるので、『micro:bitではじめるAI工作』は Make 事業の撤退発表より前から進んでいた企画が今になって出るということだろうが、オライリー・ジャパンが今後も Make/Electronics/DIY ジャンルの本を手がけてくれることを願う。難しいだろうけど。
そちらの出版もインプレスが継承してくれるならそれでもよいが、インプレスも上場廃止を発表し、事業の再構築や戦略の見直しによる再起を図っており、そんな都合よくはいかないのは想像できるわけで。