『パディントン』シリーズは過去2作とも好きで観ているので本作にも行きたかったが、タイミングを逃してしまい、映画館での鑑賞は諦めていた。が、公開からひと月経ってレイトショーでやってくれたおかげで観れた。客はワタシの他は1人か2人だったが。
本作は、これまでのロンドンを離れ、パディントンの故郷であるペルーが舞台となっており、これまで以上に冒険ものになっている。
パディントンの家族のブラウン一家(本作にサリー・ホーキンスが出てないのが残念)はそれぞれにクセはあれど皆善人なので、このシリーズでは悪役がポイントとなる。一作目はニコール・キッドマン、二作目はヒュー・グラントとスターが演じていたが、本作の悪役も少しひねった感じが良かったですね。
この映画、ペルーの人が見たら愉快じゃないだろうなと思ってしまったのは別として、前作までにあった毒が足らないのか、心から楽しめたとは言い難い。でも、ロンドン(つまり、これまでのパターン)を離れながら、ファミリー向け娯楽作としてやはりよくできており、インディ・ジョーンズ的な冒険ものにしてきっちり二時間以内に収まっているのも好感が持てる。
あの人のカメオ出演は嬉しかったな。