これはちょっと笑ってしまった。
「プライバシーの死」、「プライバシーは死んだ!」、「プライバシーの終焉」を謳う記事や雑誌や書籍をダニエル・J・ソロブ先生が集めたものである。
もっとも古いものは、1969年の Jerry M. Rosenberg の『The Death of Privacy』だが、なんと Internet Archive で読めるので、興味ある方はどうぞ。
こうしてみると、半世紀以上にわたってプライバシーは死を宣告され続けたわけだが、そんなわけはないのである。これについては、ソロブ先生が『On Privacy and Technology』で書いている通りだと思うわけである。
プライバシーはまだ死んではいない……が、安泰でもない。我々は、プライバシーが死につつあるのかもしれないという恐れから逃れられないし、逃れるべきでもない。テクノロジーが発展するにつれ、プライバシーは常に危険な状態にあり続ける。我々は、危篤状態の患者を救うために必死な救急室の医者のように、プライバシーが生き続けるべく常に努力しなければならないのだ。我々には決して休息はない。プライバシーの保護は進行中のプロジェクトになることが分かっており、それは解決される問題ではないのだ。

