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2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

榎本幹朗『音楽が未来を連れてくる』を読んで、ジム・グリフィンと『デジタル音楽の行方』の蹉跌に思いを馳せる

yamdas.hatenablog.com遅ればせながら、榎本幹朗『音楽が未来を連れてくる 時代を創った音楽ビジネス百年の革新者たち』を読了した。ワタシが読んだのは紙版だが、全体で600ページ超のずっしりくる、読み応えのある本だった。それだけの分量なので索引が割愛…

コンピューター不正行為防止法の適用範囲を狭める米連邦最高裁の判断とアーロン・スワーツの名誉回復

security.srad.jp取り上げるのが遅くなってしまったが、コンピューター不正行為防止法(Computer Fraud and Abuse Act、CFAA)の適用範囲を狭める判断を米連邦最高裁が行ったことの意義について、日本語圏で報道を見ないので今更ながら取り上げておく。さて…

キャス・サンスティーン並びに「ナッジ」の入門書となるであろう『入門・行動科学と公共政策』が来月刊行

yamdas.hatenablog.com昨年秋にキャス・サンスティーンの新刊が期間限定で無料公開されていることを取り上げた。「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2021年版)」では、「薄い本なので邦訳は出ないだろう」と書いちゃったけど、来月勁草…

TED-Edに「羅生門効果」についての動画があがっている(が、例によって日本語字幕がまだない)

kottke.org少し前に「アマチュア天文家から世界的な太陽観測者となった小山ひさ子は日本版『Hidden Figures』なのか?」という文章を書いたが、そのときと同じく kottke.org 経由で TED-Ed 講演動画の紹介である。そして、今回も日本が関係しているコンテン…

今日、ピーター・フォークが亡くなって10年になる……

yamdas.hatenablog.comピーター・フォークの死を受けて書いた文章だが、彼が亡くなったのは2011年6月23日、つまり今日で彼の没後10年ということになる。10年か……。ピーター・フォークというとなんといっても『刑事コロンボ』なわけだが、「日本版コロンボ」…

レベッカ・ブラッド『ウェブログ・ハンドブック』から引用するネット老人会的歴史証言

少し前におよそ20年前のブログの歴史周りのことが少し話題になっていた。ネット老人会として補足しておくと。いわゆる「個人の情報発信」という行動を根拠にしたムーブメントとしては「Web日記」というサービスが1990年代から日本には存在していて、その後の…

「デザイン思考」の次に流行るであろう「SF思考/SFプロトタイピング」に関する重要人物

toyokeizai.netwww.nikkei.com先週、まさに「突如」という感じでビジネス界の「SF」への熱い視線について書かれた記事を二つ見かけた。記事を読んでみると、サイエンスフィクションの想像力は昔からビジネス、というかイノベーションに貢献してきたのが分か…

『スタートアップ・マネジメント』邦訳が出たと思ったら、原著者の新刊『Startup CXO』も出ていた

avc.comフレッド・ウィルソンが、友人であるマット・ブラムバーグの新刊『Startup CXO』を紹介している。640ページの分量のため、真っ先に出た言葉が「こいつは重い本だな!」だったりする(笑)。ウィルソンは、これは(おそらくは頭から読み通す)本ではな…

歌川広重が遺した11枚の影絵がなんとも楽しく、心を和ませる

kottke.org歌川広重(かつては安藤広重とも呼ばれた)というと江戸時代の浮世絵師で、「東海道五十三次」や「名所江戸百景」といった作品で知られる……とか通り一遍のことしかワタシも知らないのだが、彼が描いた影絵の連作が取り上げられている。影絵の一覧…

ファーザー

ファーザー [Blu-ray]アンソニー・ホプキンスAmazon先日帰省した際に時間に空きができたので観に行った。数か月前の『ノマドランド』もそうだが、なんか映画を観に帰省しているような気すらするよ。それにしてもコロナ禍のせいで行けなかった映画がいくつも…

クリエイティブ・コモンズ設立20周年を祝い、久方ぶりに寄付をした #CCTurns20

creativecommons.org2001年にローレンス・レッシグによって立ち上げられた Creative Commons が今年20周年を迎えている。やはり今年 Wikipedia も20周年を迎えているが、クリエイティブ・コモンズの場合、ウィキペディアほど人口に膾炙していない。それでも…

『インスタグラム:野望の果ての真実』が2021年版洋書紹介特集本で最初の邦訳本になるようだ

「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2021年版)」で紹介した本の中で、果たしてどの本の邦訳が最初に出るか(ワタシだけが)気になるところだったのだが、サラ・フライヤーのインスタグラム創業物語がそれになる模様。インスタグラム:野…

サイバーセキュリティと言えばニンジャ? Cyberjutsu(サイバー術)というセキュリティ本が面白そうだ

確か Facebook 経由で知ったはずだが、No Starch Press から Cyberjutsu という本が出ていて受けてしまった。Cyberjutsu: Cybersecurity for the Modern Ninja作者:McCarty, BenNo Starch PressAmazonCyberjutsu: Cybersecurity for the Modern Ninja (Engli…

アマチュア天文家から世界的な太陽観測者となった小山ひさ子は日本版『Hidden Figures』なのか?

自らの不明を恥じる、という表現が適切だと思うが、kottke.org 経由で知った TED-Ed の YouTube チャンネルで先月公開された動画を見て驚いた。この動画で「The woman who stared at the sun(太陽を見つめた女性)」と紹介されている小山ひさ子のことをまっ…

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の内容はでっち上げで、フランク・アバグネイルの自己宣伝こそ彼の最高の詐欺だった?

whyy.orgスティーヴン・スピルバーグの映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』はワタシも公開時に観て楽しんだが、ブログの感想をリンクしようと探したが見つからない。この映画は、ワタシがはてなダイアリーでブログを書くようになる少し前に公開され…

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