遂に iTunes Music Store が日本でも始まった。それに関するニュース記事については音楽配信メモのエントリをリンクしてさくっと済ませるが、やはりこれがあるのとないのでは大違いだよ。数日使っただけでそれを痛いほど痛感(←おかしい)。
しかし、問題なのはこの後である。一曲150円のサービスが実現し、曲単位ではこれが日本では下限なのだろう。今回の開始で嫌々値段を下げているところなどアップルの敵ではない。しかし、今後はサブスクリプションサービスによる聞き放題サービスが本格化するだろう。いつまでも iTMS 一人勝ちとは限らないよとワタシは密かに考えている。
ただ、サブスクリプションサービスに加え、高品質な音に特化したサービスも出てくる見込みでこのような多様性の契機になったという意味で、アップルには大きな敬意を払いたい。
まあ、過大に期待すると、実際に検索してしょぼく感じられるというのも確か。百万曲でもこれだけかいという感じ。逆に言えば、iTMS にはカタログ数で足元にも及ばず、しかも DRM で客を縛った挙句高い金をふんだくる既存の日本の音楽配信サービスがいかに極悪だったかとも言えるのだが。
それにしても iTMS で検索とかしているうちに時間がどんどん過ぎて非常にやばい。しかも、ほいほい曲を買いたくなってしまう。ワタシはケチなので何とか以下の三曲で我慢していた。
- Japan "Ghosts"
- Bjork "I've Seen It All"
- Spandau Ballet "True"
どういうチョイスやねん、と言われそうだが、Japan はアルバム持ってなかったので唯一のシングルヒット曲をチョイス、ビョークはベスト盤にもなぜかこの曲が入ってなかったので持ってなかったのだ(実際、この曲が彼女の曲で一番ダウンロードされている)、そしてスパンダー・バレーは……ワタシにとってこの曲はどうしようもなく特別なのである。
しかし洋楽ばかりじゃあ価値半減じゃないと思い、邦楽を少し検索しているうちに、ついかっとなって衝動的に『ジャックスの世界』をアルバム買いしてしまった……
- アーティスト: ジャックス
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1998/03/18
- メディア: CD
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えーっと Amazon で CD が1500円で買えるわけで、iTMS で買うのは損としかいいようがないのだが、まあいいじゃないか。