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OK GoとYouTube話の続き

先週感動のあまり Amazon でポチっとやった OK Go のアルバムが届いた。

Oh No

Oh No

ジャケットが↑に表示されるのとまったく違ったのに驚いたのだが(なんで?)、それ以上に驚いたのは、ビニールにはられていたシールに YouTube の表記があったこと。

シリコンバレー101の記事によると、OK Go が作った "A Million Ways" のビデオを Capitol Records は最初リリースを拒否したというのだから現金な話だとも思うが、少なくともちゃんと YouTube を認める見識は持ち合わせている。

「あのYouTubeがついに?!」などと驚かれているが、提携の動きがある一方で、YouTubeMySpace「われわれに数千万ドルを払う義務があると確信している」などとほざくレコード会社もある。

そこで『デジタル音楽の行方』の議論に従えば(まだまだ引っ張るよー)、過去ケーブルテレビがそうだったように強制ライセンスにより適当な額を権利者に支払うよう落としどころを見出すべく立法、行政が介入することになるだろう(訳者あとがきにも書いたが、ワタシはこの議論こそがこの本の白眉だと思う。そして日本ではそれができない)。

OK Go に話を戻すと、前回彼らがチープ・トリックっぽいと書いたが、メンバーのルックスのバランスだけでなく、音のタイプは違うものの、重くなりすぎない、ハードになりすぎないポップ感覚、ユーモアはやはり共通するように思った。別に歴史に残る一枚とは言わないが、しばらくは愛聴するだろう。

件のビデオのコンテスト映像を見ると、彼らこそ今年最も愛されたロックバンドではないかと微笑ましくなる。

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