「Web 2.0は我々の文化を殺すのか?(その1)、(その2)」で取り上げた アンドリュー・キーンの Web 2.0 批判本の真打『The Cult of the Amateur』の邦訳が出るのを調べものをしていて偶然知る。

グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち
- 作者: アンドリューキーン,Andrew Keen,田中じゅん
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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「Web 2.0は我々の文化を殺すのか?」でも少し触れているが、ワタシは昨年の8月に某社の編集者からこの本の邦訳について意見を求められた。が、上記の本の版元はその某社ではない。編集者の話では訳者も決まっているとのことだったが、社内の承認を得ることができなかったのだろうか。
Wired Vision 原稿の最後で、「その出版社から邦訳が出るとある意味とても面白いことになる」と書いたのは、そのあたり難しいだろうなという予想もあったからだが、実は Wired Vision 原稿を全部読めば、それがどこかちゃんと分かる仕掛けにしているのだが、したり顔でハズレを書いてる人がいただけだった。
それはともかく、アンドリュー・キーンはジミー・ウェールズとガチンコ対談をやっていたのね。
これが今年の2月末で、ほぼ同時期に女性問題と不正使い込みの報道があったことになる。正直ジミー・ウェールズは対談どころじゃなかったかも。