ロジャーとザップの最高傑作が安くなっている

最近やたらとAmazon980円劇場ずいているが、こうやって紹介できるのがとにかく楽しい。何年か前も同じように円高のため一気に輸入盤の値が下がっていたのだが、ぼやぼやしている間に円安に振れてしまったことがあり、紹介できるうちに紹介し倒そうと思う。

今日はロジャーとザップと紹介したい。思えば10年前、ロジャー・トラウトマンが悲劇的な死を遂げたときに稚拙な文章を書いているが、もう彼らは忘れ去られた存在なのだろうか。

ザップの最高傑作というと世間的にはどれかは分からないが、個人的にはセカンドアルバムが一番だ。理由は簡単で "Doo Wa Ditty (Blow That Thing)" が入っているから。ロジャーのヴォコーダと生の歌声のかけあいが、ドゥーワップ調の楽曲にすごく合っている。

ロジャー名義のアルバムとなると、やはり "I Want to Be Your Man" という全米1位シングルを生んだこのアルバムになるだろう。以前にも書いたが、このアルバムは、ワタシがこれを初めて聴いた大学一年のときの夏の記憶とワタシの中で完全に融け合っている。

ロジャーのジョージ・ベンソン風のギターも好きだし、ソウルの名曲を見事に料理する手腕も好きだった。本当に惜しい才能だった。