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イギー・ポップ×デヴィッド・ボウイな名盤2枚

Idiot

Idiot

LUST FOR LIFE

LUST FOR LIFE

先日ストゥージズとしてロックの殿堂入りをしたイギー・ポップを祝して。

イギー・ポップというと、やはりストゥージズ当時からの上半身裸で暴れまわる姿が一般的なイメージなのかもしれないが、ワタシとしてはストゥージズ解散後にデヴィッド・ボウイがプロデュースしたこの2枚のアルバムが、彼のバリトンボイスを堪能できて一番好きである。

これはボウイの「ベルリン時代」に作られたアルバムだが、音はもっとオーソドックスなロック寄りで、イギーの資質を曲げるプロデュースにはなってない。『The Idiot』はモノクローム、『Lust For Life』はもっと漂白されたイメージがあるが、これはジャケットの色彩に影響されているのかもしれない。2枚のうちでは "The Passenger" が入ってる『Lust For Life』のほうが好きかな。

楽曲からしてほとんどがボウイとの共作で、"China Girl" をはじめとして、80年代ボウイがリメイクした曲がいくつもあり、実験台にされたように思うのかイギー自身はこれらのアルバムをあまりよく言わないらしいが、やはり名作だと思うよ。

『Lust For Life』のタイトルトラックは、映画『トレインスポッティング』のオープニングで使われてリバイバルしたが、相応しい鮮烈さを保つ曲である。ワタシは以前から広末涼子のデビュー曲「MajiでKoiする5秒前」のリズムパターンは "Lust For Life" からの拝借だと主張しているのだが、あまり賛同してもらえない。そういえば「MajiでKoiする5秒前」も映画の主題歌に使われるらしいね。

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