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いま「海賊行為研究」が熱いのか?

ワタシも Wired Vision ブログなどで取り上げてきた『The Pirate's Dilemma: How Youth Culture Is Reinventing Capitalism』の翻訳を八田真行が始めた模様。

正直、今までやってなかったんかいとも思うが、それはともかく以前無法者が所有権法を向上させてきた歴史を解き明かす『Property Outlaws』という本を紹介したが、今こういった海賊行為の研究がホットだったりするのだろうか。

そう思ったのも、少し前に電子フロンティア財団の Fred von Lohmann が Adrian Johns の『Piracy: The Intellectual Property Wars from Gutenberg to Gates』という本を取り上げていたから。

Piracy: The Intellectual Property Wars from Gutenberg to Gates

Piracy: The Intellectual Property Wars from Gutenberg to Gates

これは題名通り、グーテンベルグの頃から現代まで海賊行為の歴史を辿るもので、さすがに昔の話はちと退屈みたいだが、1920年代の英国におけるラジオの勃興の話あたりから俄然面白くなるみたい。

で、調べてみたら、この本の著者の Adrian Johns の今年末に出る予定の新刊は、『パイレーツ・ロック』の影響というわけでもないだろうが、ズバリこの話題を中心に据えたもののようで、これは面白そうだ。

Death of a Pirate: British Radio and the Making of the Information Age

Death of a Pirate: British Radio and the Making of the Information Age

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