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ローリング・ストーンズ結成50周年&活動再開記念 キース・リチャーズが(同業者を含む)ファンからの質問を答え倒すインタビュー

今年は結成50周年という区切りの年ということで、遂にローリング・ストーンズが活動を再開し、ロンドンやニューヨークなどでライブを行うことになった。これがうまくいけば、おそらく来年は大規模なツアーが行われるだろう。

もちろんチケットは即座に売り切れたものの、その法外な価格に世界で最も強欲なロック・バンドと批判する声もあるが、それにしてもすごいものだ。

そうそう、ニュージャージーでのライブが WOWOW で生中継放送されるとな。

ワタシが15年間読者だった雑誌 rockin' on から記事を採録する「ロック問はず語り」だが、今回はそのライブでもツボを押さえたズタボロのリズムギターを弾くであろうロックアイコン、キース・リチャーズのインタビューを紹介したい(2003年11月号掲載)。

このインタビューは元々 NME に掲載されたもので、ファンから募った質問をぶつけているのが珍しい。しかも、質問者には後述するように同業者であるミュージシャンも含まれている。

キース・リチャーズのインタビューは大体において読んでてとても楽しい。聞かれればミックの悪口だってガンガン喋るし、とにかく語りが率直で、気がつけば完全にキースのペースに記者が飲まれるのが大半である。このインタビューでも、意地悪な質問に対してもキースはノリノリで、その豪快さに敬服せずにはいられない。

まずいきなり、ワタシも「ロック界で最も有名な25の噂をざっと検証する」で紹介した、キースが70年代にスイスの病院で総入れ替えした話を聞いているのだが、その質問者がフレーミング・リップスのウェイン・コインとポリフォニック・スプリーのティム・デローターだったりする(笑)。なんだ、お前らもこれ知りたかったのか。

ハッハッハ! その噂はまさにおれのせいだな。スイスに飛ぶためにロンドンの空港に行った時にさ、で、言っとくけど実際にスイスの病院に入院する予定だったんだぜ、だけどそれはドラッグ中毒の治療のためという。そしたらいつものようにフリート・ストリート(※ロンドンの新聞社街)のやかましい連中が空港でおれのことを待ち構えていて、『どこに行くんですか、キース?』って訊いてくるから、『えっとスイスだよ』、『なんで?』、『血液を入れ替えに行くために』ってやり取りしたら、その会話がそのまま定説化しちゃったんだ!

前にも書いたが、ワタシは80年代にこの話を兄から聞かされ、長らく「事実」だと思ってたぞ!

次はキースがギターを使って、ステージに上がってきたファンを追い払った悪名高い映像を引き合いに出して、そういう迷惑野郎をぶん殴るにはどのギターが最も有効なんでしょうか? ってなんちゅう質問や(笑)

その時おれは(フェンダーの)テレキャスターを弾いてて、まさに”サティスファクション”をやってる真最中だったんだ。でな、相手の頭をぶん殴るには、やっぱりギブソンよりフェンダーなんだよな。完璧だぜ、あれは。テレキャスターのカーブほど首筋にピッタシはまるもんはないって。だから、そのままそいつを沈めてやった。撃沈。でさ、驚くことにテレキャスターのチューニングはまったく狂わなかったんだな! ハ〜ハッハッ。だから一音も外すことなかったんだぜ!

こんな質問にもノリノリである。それでは実際に問題の映像を見てみよう。

キースはこれを Steel Wheels Tour のときと語っているが、この映像を見る限り、その前の1981〜1982年のツアーのときだと思うんだよね。

この後9日連続一睡もしなかった話や、ドラッグ問題、エミネムホワイト・ストライプス、そしてリアム・ギャラガーのぼんくらなどいろいろ質問されてるが省略。

ザ・ミュージックのロバート・ハーヴェイの「あなたは何でまだ生きてられるんですか?」という失礼な質問にもキースはまったくひるまない。

ハ〜ハッハッハ……。やれやれ、こう言うのも嫌なんだけど、おれはただの野郎なんだ。たまたま頑丈な血筋をひいていて、時には自分でも頑張ってるっていう。以前ほどではないんだけどね。今はライブだけで充分って感じで。

そして、ブライアン・ジョーンズの思い出を聞かれ、彼がいいときは本当にいい奴だが嫌なときには本当に嫌な奴だったこと、そして転落する彼を救えなかった後悔を語っているのだが、その後に……

とはいえ、あいつの女(アニタ・パレンバーグ)を寝取ったってのもあるから、それが助けになったとはとても思えないもんな。ハッハッハッ

この人、怖いものなしである。

そして、「死んだら自分の遺体を科学の進展のために献体するの?」という最後の質問に対する答えがこれ。

そのつもりだけど拒否されちゃうんだろうな。ハ〜ハッハッハ

この人はもはや自分の体内で高純度のコカインを作り出せる仕組みを作り上げているのでは、と荒唐無稽なことを考えたりするくらいである。やっぱりこの人も、そのギターも好きである。

Grrr!

Grrr!

GRRR!  ~グレイテスト・ヒッツ 1962-2012

GRRR! ~グレイテスト・ヒッツ 1962-2012

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