先週は米国家安全保障局(NSA)によるデータ監視、個人情報収集システム PRISM の告発が話題になったわけだが、これに協力していたとされる大手ネット企業のソフトウェア、サービスをフリーソフトウェア/オープンソースに置き換える選択肢をまとめた PRISM BREAK というページができている。
このネーミングは『プリズン・ブレイク』のもじりだろうが、OS を GNU/Linux や *BSD にという基本的なところから、ブラウザやメーラーを Firefox や Thunderbird などワタシ自身使っているポピュラーなものから、こんな分野にもフリーソフトウェアの、あるいは個人情報を収集しない代替となる選択肢があったのかと驚くものも多い。
ただ Twitter からの乗り換え選択肢として Identi.ca に挙がってないのはなんでだろう? つーか、Twitter は協力要請を拒否したんだから、移行元リストには入れないでほしかったな。
このリストに名前が挙がっている DuckDuckGo については「PRISM 特需? Google から DuckDuckGo へ、大量のユーザーが流失」なんて話もあるようだ。
すぐにユーザの大移動がこれで始まるわけはないのだが、少なくともこの問題が日本人にとっても対岸の火事ではないことは分かっておくべきだ。