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今年の秋にニコラス・カー先生の新刊『The Glass Cage』が出るぞ

半年以上先の話で恐縮だが、『クラウド化する世界』などの著作で有名なニコラス・カー先生の新刊が今年の10月に出るということで、早くも Amazon にページができている。

The Glass Cage: Where Automation is Taking Us

The Glass Cage: Where Automation is Taking Us

The Glass Cage: Where Automation is Taking Us

The Glass Cage: Where Automation is Taking Us

The Glass Cage(ガラスの檻)というフレーズは映画のタイトルにも何度かなっているが、ここでの原典は分からない。たた今 www.theglasscagebook.com にアクセスするとGoogle Glass に関する特許明細書の図面(?)だけがあるページに飛ぶが、Google Glass にかけたところもあるんでしょうな。

カー先生の新刊の内容は彼のブログで小出しにされているが、基本的に The Atlantic に寄稿した All Can Be Lost: The Risk of Putting Our Knowledge in the Hands of Machines の内容を発展させたものになりそうである。

この文章の元々のタイトルは The Great Forgetting(大忘却)とのことだが、要はあまりに機械の自動化に身を任せることで人間は才能や知識を失ってしまっているのではないかという危惧を扱ったものである。

そうした意味で、同じく The Atlantic に寄稿した Is Google Making Us Stupid? の内容を発展させた『ネット・バカ』の延長上にある本になりそうである。

『ネット・バカ』のときは、原書刊行前から青土社から邦訳が出ることが告知されていたが、新作についてもそろそろ日本の出版社も動いているところじゃないですかね。

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