amass の Twitter アカウントになぜかブロックされていることで知られるワタシだが(誰も知らんて)、その amass 経由で最新全曲フル試聴したアルバムがどれもよくて嬉しかったので、紹介しておく。
フェリーさんのアルバムと言われても今更期待してなかったが、これはかなりよい出来だと思う。Roxy Music のラストにして最高傑作である『Avalon』を想起させるアルバムタイトルにも、フェリーさんの自負を感じる。
正直歌声に衰えがはっきり出ており、あと一曲ぐらいシャキッとした曲があればと思わないのでもないが、ジャズとかインストとかに逃げるのでなく、ちゃんとしたポップアルバムに仕上がっているのはさすが。
- アーティスト: Bryan Ferry
- 出版社/メーカー: Bmg Rights Mgmt
- 発売日: 2014/12/02
- メディア: CD
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- アーティスト: ブライアン・フェリー
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2015/01/07
- メディア: CD
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リチャード・トンプソンはギタリストとして大好きなのだけど、家族のコラボと聞いて最初食指が動かなかった。だってそれってリチャード・トンプソンのソロより確実に落ちるし、家族の学芸会を聞かされてもなと思ったからだ。
が、やはりリンダ・トンプソン参加には心動かされる。リチャードとリンダのデュオのラストアルバム(を出し、二人は離婚した……)『Shoot Out the Lights』(asin:B000000612)は、ローリング・ストーンが選ぶ1980年代のベストアルバム企画でもトップ10に入った傑作だったからだ。(失礼ながら)他はどうでもいいとして、リチャードとリンダの共演は聴きたい。
で、リチャードとリンダの歌声、リチャードのギターのいずれも堪能できる作品で、ワタシは満足だったぞ。
- アーティスト: Thompson
- 出版社/メーカー: Fantasy
- 発売日: 2014/11/17
- メディア: CD
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- アーティスト: Thompson
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今このアルバムを聴きながらこの文章を書いているのだが、ジョニー・マーもすっかり堂々たるソロの人になったのだなと感心する力強く抜けがよいアルバムである。
以前よりもヴォーカリストとしてうまくなっているのは当然として、ギタリストとして引いてるわけでないし、全体的なバランスもよい。
モリッシーの新譜同様、NME の評価が高く Pitchfork の評価が低い本作だが、どちらが正しいかと言えば、(モリッシーのときと同様に)NME である。
- アーティスト: JOHNNY MARR
- 出版社/メーカー: NEW VOODOO
- 発売日: 2014/10/07
- メディア: CD
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- アーティスト: ジョニー・マー
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2014/10/22
- メディア: CD
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余談だが、以上の3枚ともいずれも全体で40分ちょっとで、そのレコードサイズもワタシのようなおっさんにはありがたかった。