This chart from a rather good US department of Homeland Security report on blockchain shows how rarely it’s needed ( HT @ProfWoodward ) pic.twitter.com/lDIAncbSxJ
— Rory Cellan-Jones (@ruskin147) October 8, 2018
ブロックチェーンを使うべきかどうか判定するチャートで、面白いものを作る人もいたもんだと思ったら、これアメリカ国立標準技術研究所(NIST)が公開している Blockchain Technology Overview の42ページからの抜粋なんですな。
NIST がこんな文書を公開してたのか! しかし、このチャートは、ブロックチェーンがやたらといろんな分野や用途で引き合いに出されるのに対する、本当にそれにブロックチェーン使う必要あるか? という警鐘なんでしょうね。
さて、NIST によれば、以下の6つの質問にすべて Yes でないとブロックチェーンを使うべきではないとのこと。
- 一貫した共有データ格納が必要か?
- 二つ以上の実体がデータを提供する必要がある?
- データ記録は、一度書き込まれれば、更新されたり削除されることはない?
- 機密の識別子がデータ格納に書き込まれることは絶対ない?
- 書き込みアクセス権のある実体は、誰がデータ格納を管理すべきか決めるのに苦労している?
- データ格納へのすべての書き込みの不正開封防止ログが欲しい?
NIST の文書全体を読んでないので、訳がおかしかったらごめんなさい。以上の質問について、No の場合にどのソリューションがよいかは原文を読んでくだされ。
「ブロックチェーン信仰」が揺らぎ始めたとか日本では「ブロックチェーン」は過度な期待とかいろいろ言われているが、過度に期待して合ってない用途に使ってもそりゃ幻滅するよね。
ネタ元は Four short links。
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