旧聞に属するが、ソフトバンクの好調な決算報告とのことで、少し前までは WeWork を代表として投資案件が火を噴きまくり、しかもその投資ファンドがサウジリスクを抱えてかなり危惧されていたと記憶する。それがドヤり気味に自画自賛できるところまで持ち直したのだから、孫正義という人の引きの強さには敬服せざるをえない。
さて、TechCrunch の記事で目を引いたのが、WeWork(というか、そのお騒がせ創業者であるアダム・ニューマン)の隆盛と没落を描いた Billion Dollar Loser という本が昨年出ていたこと。しかし、「10億ドルの負け犬」ってアダム・ニューマンにピッタリのキャッチフレーズよね。
この本については、著者 Reeves Wiedeman の公式サイトに詳しい。
WeWork とアダム・ニューマンについては、アン・ハサウェイ&ジャレッド・レト主演でドラマ化されるらしいが、驚くのは、このドラマは人気ポッドキャスト WeCrashed: The Rise and Fall of WeWork が原作であること。日本でドラマ原作になるようなポッドキャストはいつ出てくるのだろうか。
またこの記事によると、WeWork についてドラマ化は他にも進行中とのことだが、その原作にあたる The Cult of We は今年夏に刊行みたい。
果たしてこれらの邦訳が出るのと、ドラマ化が実現するのとどちらが早いでしょうか。その頃、孫正義の投資案件がまた火だるまなんてことになってないといいのだが。