先日は CNET Japan に文句をつけさせてもらったが、今回は INTERNET Watch を例にさせてもらう。
「米Idealab、従来の検索のやり方を変えるサーチエンジン「Snap」ベータ版」なのだが、以下のくだりを読んでげんなりした。
さらに注目すべきことは、Snapに集まるトラフィックの詳細やそれぞれのキーワードに対する広告料金など、およそ広告主が必要とするあらゆる情報をさまざまな表示方法で整理し、誰でも閲覧できるようにしていることだ。この“透明性”が非常に重要であると、Gross氏は自身のブログで説明している。
だからさ〜ぁ、その「ブログ」ってどこにあるのよ。読者には分からないじゃない。INTERNET Watch の場合、記事の最後に「関連情報」として記事に関係するリソースの URL を列挙するスタイルになっている。だからこの記事の場合、文中リンクでなくてもいいから、そこに Bill Gross のブログの URL を示すべきだろう(あと加えて、最低でも Idealab のリンクがほしい)。
海外のウェブでは、Snap の紹介は一通り終わり、オライリーのイベント Web2.0 における Bill Gross の登場だとか、Snap のリンクポリシーの問題などに話は移っている。もちろんそこまでフォローすることを INTERNET Watch に期待などしない。しかし、ウェブの特性を一体何だと考えておるのかね。