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アニマル・ハウス

ブルース・ブラザーズ』をオールマイベストの一つに挙げる人間として、同じくジョン・ランディスジョン・ベルーシが組んだ本作はずっと前から観たいと思いながらなぜか観そびれていた。町山智浩さんが『ソーシャル・ネットワーク』を取り上げたポッドキャストで、あの映画に近い映画として本作の名前を出していて、そうだった観てなかったとレンタルした。なるほど、本作も大学のフラタニティが重要な役割を果たす映画なのね。

快作コメディとして名高い本作だが、正直に書くと『ブルース・ブラザーズ』のような感動はなかった。ただこれはジョン・ベルーシに対する期待値が高すぎたせいで、そもそも彼は本作の「主役」ではない。本作における「破」の役割を担っており、実際相当な破壊力だが、彼が物語をドライブさせる映画ではない。

でも、徹頭徹尾ドタバタだと承知すれば、トーガパーティあたりからかなりノッて観ることができた。

ラストが『アメリカン・グラフティ』のパロディと思しき演出になっているが、思えば本作もあの映画も1962年の同時期を舞台にしている。映画としては本作より『アメリカン・グラフティ』のほうが好きだが、音楽的な楽しみとしては R&B バンドの演奏がある本作もなかなかだった。

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