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チャッピー

ニール・ブロムカンプの映画は『第9地区』に衝撃を受けたものだが、前作はなんか彼の持ち味が出てない気がしてか仕事が忙しかったかあるいは当時マット・デイモンの顔を見たくなかったかで、結局観れていない。

本作については、日本版は(監督に無断で?)残虐シーンをマイルドに編集したバージョンになっていると公開前に聞いてがっかりというか、余計なことすんなクソと腹が立ったものだが、それで行かないというのもいかんよな、と思いなおした。

本作がニール・ブロムカンプにとっての『ロボコップ』というのはある程度予想できたが、意外にも『ブレードランナー』的だったりもする。主人公が「兵器」として奪い合いになる展開や、(元)軍人が操る巨大ロボと戦うクライマックスなど、結局本作も『第9地区』とかなり同じ話なんじゃないかとも感じたが、だからダメということはまったくなくて、すごく楽しめた。やはりニール・ブロムカンプという人は、出身地である南アフリカを舞台にすると良い映画を撮れるようだ。

第9地区』についてエイリアンの造形のキモさとは別に拒絶反応を示している人がいて不思議に思ったが、本作を観て、この監督は根本に悪趣味があるように思った。これはうまく表現できないのだが、本作の場合、「意識」の取り扱いの軽さにその悪趣味が出ていて、そのあたり本作についても反発があるかもしれない。

本作については編集についての事前に知識をあまり入れずに観て、素直に楽しめたからよいが、DVD にはちゃんと無修正版も入れてくれよな。

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