当時フィンランドのヘルシンキ大学の学生だった、当時無名のリーナス・トーバルズ青年が Linux カーネルの開発を始めたのが1991年ということで、今年は25周年なんやね。それを受けて IEEE Spectrum にリーナス・トーバルズのインタビューが掲載されている。
インタビューの冒頭で、今では25年前よりもあなたは経験を積んだプログラマですが、当時知っておけばよかったと思うことを一つ挙げてくださいという質問に対して、いや、当時に今知ってることが分かっていたら、独自のオペレーティングシステムを書き始めるなんて厚かましくなんてなれなかったね、と答えているのが印象的である。
やはり、若さゆえの決死の(でもそのときは決死と思ってない)跳躍や蛮勇ってあるんやろうね。
当然ながら、Linux のバザール開発モデルや集団開発体制などについても語っている。
Linux はデスクトップ分野ではメインストリームになれてませんが、というお決まりの質問については、それについてはまだ進行中だし、Chromebook は割といい線いってんじゃないの、というお答えである。
他にもいろいろ興味深い内容があるが、いずれどこかに日本語訳が出るんじゃないかな。
ネタ元は LWN.net。
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