かのケヴィン・ケリーが、『ホール・アース・カタログ』の電子版について1980年代のニュース番組で語る映像が発掘されたようで、そうかケヴィン・ケリーはあれの制作にも関わってたんだね。しかし、『ホール・アース・カタログ』って紙の本だけじゃなくて電子版もあったんだねぇと驚いたのだけど、その電子版って HyperCard じゃないか! HyperCard版があったなんて知らなかった。
で、それを受けたものじゃないと思うのだが、Internet Archive のブログでその HyperCard 版『ホール・アース・カタログ』を紹介している。しかも、その HyperCard そのものをブラウザ上で実行できるというのだ。マジか!
いやはや、すごいね。430メガバイトもの CD-ROM がブラウザ上で展開されるんだからね。かつて「早すぎたHyperCardの上昇と下降、そしてモバイルから来たカードの群」という文章を書いたことがあるが、それを2020年にパソコン上で実行する日が来ようとはね。
Internet Archive おそるべし。
そうそう、『ホール・アース・カタログ』といえば、その創刊者であるスチュアート・ブランドについての記事が少し波紋を呼んでいる。著者はスティーブン・レヴィである。しかしなぁ、この記事原文は全文オンラインで読めるのに、日本語訳はそうじゃないんだよな。