以前、ウィキメディア財団が手がけるプロジェクトが13個であることを取り上げたが、ウィキメディア財団が2012年以来、10年以上ぶり(!)に新たにプロジェクトを立ち上げた。
それが Wikifunctions で、世界中の自然言語とプログラミング言語でウィキメディア財団のプロジェクトを支援するコード関数ライブラリを共同で作成、維持するプロジェクトとのこと。
うーん、分かったような分からん感じなので、これを7分で解説する動画を見てみましょう。
関数の Wiki、つまりはオープンなコードレポジトリということだが、これを作ることで何が嬉しいのか。
Wikifunctionsは、広く再利用できる定義された関数の共通カタログと、その場で素早く関数を組み合わせて実行できる環境の両方を作ることを目的としています。Wikifunctionsは、開発者にとっては外部ライブラリのようにこのリポジトリに依存することができ、エンドユーザにとっては必要に応じて関数を呼び出すことができるようにすることを目指しています。
ウィキファンクションズ:概要 - Wikifunctions
Wikifunctionsは、より多くの計算処理をWebに移行し、以前は利用できなかった機能へのアクセスを民主化するという伝統を継続しています。同時に、「StackOverflow」からの回答を適切にコピーして貼り付けることに依存する代わりに、大規模なコードライブラリを使用できるため、あらゆる場所の開発者の生産性が向上します。
ウィキファンクションズ:概要 - Wikifunctions
実際の Wikifunctions への貢献方法については「Wikifunctions:はじめに」が参考になるでしょうな。
ライセンスが気になるところだが、FAQ によると、テキスト部分は(ウィキペディアなどと同じく)CC BY-SA 4.0、コード実装部分は Apache 2.0 ライセンスになるとのこと。